新日本プロレスの小島聡(51)が、方舟マット参戦の真意を激白だ。4月30日両国大会で「史上最大のX」の触れ込みでノアに上陸し「サイバーファイトフェスティバル」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)でGHCヘビー級王者の潮崎豪(40)に挑戦する。グランドスラム達成を誓う剛腕が新たな挑戦へと打って出た裏には、兄貴分でもある「あの男」の存在があった――。

「史上最大のX」としてノアマットに現れた小島だが、過去にも参戦経験があったことなどから壮大な触れ込みでの登場は賛否を呼んだ。プロレス好きのお笑い芸人・博多大吉もラジオ番組で、小島は一流レスラーと認めた上で「こんな告知の仕方をしたノアが悪い」と語ったほどだ。

 しかし当の小島は上がりに上がったハードルを、自分自身へのプレッシャーに置き換えているという。「物議を醸したのかもしれないけど、話題になってよかったと思いますよ。『ノア史上最大が小島かよ』って言われたことに対して、ふざけんなよって思って試合をしていきます。ノアさんのせいにするのではなく、壮大な振りにふさわしい選手にこれから自分がなればいいので」と言い切った。

〝誇大広告〟にならないためにも、GHC奪取は譲れない。新日本プロレスのIWGPヘビー級王座、全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を獲得している小島がGHCも奪取すれば、佐々木健介、高山善廣、武藤敬司に続く史上4人目の「グランドスラム」達成となる。

 同王座には2012年12月と15年1月に2度挑戦し、いずれも届かなかった。「対ノアっていう意味では、苦い思いしかないんですよ。それを払拭したいなと。自分が元気でいられるうちに」と3度目の正直を誓う。

 51歳を迎えた大ベテランが他団体に活躍の場を求めた。「いろいろな意味でまた新たな自分探しの旅を始めようと。どこかでアピールできる場があればと思ってました。チャンスを見つけようと」。決断した理由の一つが、昨年2月から6月までGHC王座を巻いた武藤敬司(59)の存在だ。

「(ノアで)輝いているのを見て、全日本で過ごしてきたことも思い出したし。やっぱり8歳年上の人がチャンピオンでやってる衝撃はありましたね」と語る。武藤とともに新日本から全日本に移籍してから20年の歳月を経て、再び同じリングを主戦場とする。小島は「ノアに武藤さんがいるのは大きなモチベーションなので。対戦? やっぱりいつかはと意識はしますよね」と腕をぶした。

 キャリア31年目の新たな挑戦。数々の栄冠を勝ち取ってきた右腕一本で未来を切り開く。