DDT22日の新宿大会で、上野勇希(26)がKO―D無差別級王者・遠藤哲哉(30)を〝絞殺〟した。
上野は5月1日横浜武道館大会で同王座に挑戦する。調印式(20日)で「薄っぺらい人間」などと酷評される屈辱も味わって迎えたこの日の大会では、クリス・ブルックス、高梨将弘と組んで遠藤、秋山準、高鹿佑也組と6人タッグマッチで激突した。
遠藤と対峙した上野は、ロープブレークの際にチョップを見舞うなどピリピリムード。遠藤のソバットを腹部に浴びながらも、コーナーでの攻防からいきなり必殺のWR(変型大外刈り)を発射する。そのまま背後に回ると執ようにスリーパーホールドで絞め続けて失神に追い込み、試合時間わずか5分8秒でレフェリーストップ勝ちを収めてみせた。
遠藤の辛らつ発言連発で闘志に火がついたのか試合後のリング上でマイクを握った上野は「楽しいだけじゃチャンピオンは無理? 負の感情がなかったらチャンピオンは無理? ふざけんなよ。苦しかろうが、痛かろうが、つらかろうが5月1日も遠藤さんに勝って『遠藤さんとの試合楽しかったです』って言ってあげますよ」とキッパリ。
「僕があの素晴らしい王者の遠藤さんに勝って、DDTを背負って、引っ張って、誰に任されるものでもなく新しいものを作っていきます」と豪語した。
胸に秘めた感情を爆発させた上野は「遠藤さんには楽しむ覚悟、舐めてもらいたくないですね。僕たちは別にネガティブな部分を見せるためにプロレスをやってるわけじゃないので。苦しいですよ、痛いし、つらい時もありますよ。だけど僕は楽しい。そんなのも理解できないチャンピオンはムカつきますね」と王者に敢然と反論。相反するイデオロギーをぶつけ合う横浜決戦は、風雲急を告げてきた。












