大日本プロレスの関本大介(40)が、BJW認定世界ストロングヘビー級王座取りに弾みをつけた。

 9月に同王座を初戴冠した野村卓矢のV1戦(18日、東京・後楽園ホール)の相手として、ストロング部門の第一人者として立ちはだかる。

 5日の後楽園大会ではタッグ戦で前哨対決し、序盤からグラウンドで攻勢をかけた。だが野村やそのパートナーの阿部史典から左腕を集中攻撃され苦悶の表情を見せる。

 何度も窮地に陥るなど新王者の攻撃に手を焼いたが、野村にアルゼンチン式背骨折りを炸裂させ主導権を握ると、最後は強烈な原爆固めで王者から直接フォールを奪った。

 試合後、野村から「頭がボーとする。あのジャーマンは食らったらだめだ」と警戒感をあらわにされるなど底力を見せた関本は「あと13日。調子はいいです。ベルトをぶん取ってストロングの頂点に立ちます」と手応え十分の表情で語った。

 2019年5月に同ベルトを失い約2年5か月遠ざかっているが、5度目の戴冠を確実に視界にとらえている。