〝勝負めし〟で巻き返せるか。東京女子プロレスのプリンセスタッグ王座を保持する「SKE48」荒井優希(24)とDDT・赤井沙希(35)の〝令和のAA砲〟が明暗を分けた。

 9月4日の名古屋国際会議場イベントホール大会で「東洋メイト」(上福ゆき&桐生真弥)とのV1戦を控え、荒井は28日の女性限定興行(後楽園)で上福と前哨対決。サソリ固め、フルネルソンバスターと得意技を繰り出すも、必殺のファイナリー(カカト落とし)を阻止され、万事休す。フェイマサー(ギロチン弾)で3カウントを奪われた。

 昨年5月にデビューした荒井は、2017年8月にデビューした上福との経験値の差を感じたという。「負けたのが本当に悔しくて。今日の試合を動画で振り返って、受けきれなかった技を勉強しなければならないと思っています」と唇をかみ締める。

 だが、下を向いている時間はない。SKE48の本拠地で行われるV1戦は、目標の一つだった名古屋のファンにベルトをお披露目する場。王者としてリングを下りなければならない。そこで「赤井さんと『矢場とん』のみそかつを食べて、防衛したいと思います」と、決戦前に慣れ親しんだ名古屋名物で景気づけする計画を明かした。

 一方の赤井は乃蒼ヒカリを下し、タイトル戦へ弾みをつけた。「私もいろいろな経験をしてきましたし、彼女たち(上福&桐生)は彼女たちなりに東京女子を守ってきたと思うので、お互い負けられない」。対照的な結果となったAA砲が注目の尾張決戦に臨む。