東京女子プロレスの〝和製ビヨンセ〟こと上福ゆき(29)が、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(45)の改心に着手する。

 7日に初の地元凱旋興行を神奈川・藤沢市湘南台文化センター市民シアターで開催し、大盛況で幕を閉じた。興行を終えると「昔何もすることがなくて、この文化センターの周りでよくたむろしていた。今日ここで興行ができて、その時の自分の背中を押してあげられるような大会になったんじゃないかな」と感慨深い表情を浮かべた。

 ただし、もう一つやるべきことができた。先日、同じ藤沢出身の諏訪魔が立ち上げ準備を進める女子プロレス「Evolution」に「合流しましょうよ」とラブコールを送ったところ「東京女子を辞めて覚悟を見せろ」とつれない返事だった。

 上福は「私は東京女子を辞めません」とした上で「私がせっかく『藤沢さわやかキャンペーン』をしているのに…。諏訪魔さんももう、40過ぎてますよね? そろそろ世代交代というか…」とため息をついた。

 地元の先輩として親近感を抱いていたが、最近は極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ」での悪行ざんまいが目に余る様子。このままでは地元の英雄どころか、藤沢の恥となってしまう。

 根源に不満や悩みがあると察した上福は「私の実家の住所教えてあげるから、うちにくれば? 犬もいて優しい環境がそろっているから。そんなに荒ぶるなら、お茶も出すし、ゆっくりしていってください」と優しく呼びかけた。

 両団体に交流はないものの、地元を思う上福からのメッセージは届くのか。