4番が決めた。広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が25日のロッテ戦(マツダ)に「4番・一塁」で先発出場。勝ち越し打を含む3打数2安打2打点の大活躍を見せ、チームの今年の交流戦初勝利をたぐり寄せた。

 ハイライトは1―1の5回二死一、二塁の場面だ。ロッテ先発・小島の初球、チェンジアップをとらえて左翼線への2点適時打とした。それでもマクブルームは「自分につないでくれた打者たちに感謝したいと思う」と謙虚に語った。

 マツダスタジアムに詰めかけた広島ファンの応援が力になったという。先発の遠藤とともにお立ち台に上がったマクブルームは「世界で一番の球場、そしてファンだと思います。皆さんの前でプレーできることが本当に幸せです」と笑顔で話した。