〝竜の未来〟が大きな一歩を踏み出した。中日の2年目右腕・高橋宏斗投手(19)が7日のヤクルト戦(神宮)で6回3失点と好投し、うれしいプロ初勝利をゲット。2回には逆転の2点適時打を放つなど投打にわたってチームを引っ張った。

 プロ初勝利&初安打&初打点の高橋宏は「木下さんがうまく自分をリードしてくれたと思います。(ヘッド兼投手コーチの)落合さんからラスト1イニング死ぬ気で投げてこいと言われたので何とか死ぬ気で投げました」と充実した表情。「監督からは7回もいけと言われたんですけど、次はしっかり7回いく準備をして7回無失点で勝利投手になりたいと思います」と次回登板でのさらなるレベルアップを誓った。

 プロ初登板となった3月30日のDeNA戦では5回4失点とホロ苦デビューとなったが、2度目の登板で見事リベンジ。そこには先輩・松葉から学んだ〝超ポジティブシンキング〟があった。松葉は高橋宏の初登板の翌日(3月31日)、DeNA戦に先発し、6回途中5安打無失点と好投(勝敗はつかず)した。打たれたヒットはすべて単打だったが「シングルヒットなら俺の勝ち」という考えでマウンドに上がっていたという。

「(無四球でシングルヒットしか打たれていないので)前回の試合は完全試合だったらしい。その考えはすごくいいなと思います。自分自身も気持ち的に楽になると思うし、そうやって投げてるんだと思うと納得いく投げ方ですよね」と高橋宏は松葉の考えに賛同。超ポジティブ思考でヤクルト打線に向かっていき、見事に結果につなげた。

「ここから負ける気は1試合もさらさらないので、いい準備をしてもっといいピッチングをしていきたいです」と燃えている高橋宏。中日投手陣の新たな柱となりそうだ。