阪神は21日、来年1月1日より、百北幸司取締役が同球団の球団社長に就任することを発表した。現社長の藤原崇起オーナー兼球団社長はオーナー職に専念することになる。

 同日、兵庫・西宮市内の球団事務所で会見に臨んだ百北新社長は「歴史と伝統のあるタイガースの社長職を拝命し、身の引きしまる思い。これまでの経験を生かし、ファンの皆様と最高の夢、感動を分かち合うことができるよう尽力したい」と抱負を語った。

 百北新社長は阪神電鉄本社の広報室、社長室部長を経て、同社のスポーツエンターテインメント部門の責任者などを歴任。16年間リーグ優勝から遠ざかるチームの強化が最大のミッションになる。「矢野監督をはじめチームの皆様としっかりコミュニケーションをとっていきたい。今年あと一歩のところで優勝を逃した悔しい思いを私も重々承知している。常に優勝、日本一を目指すことができる常勝軍団になるよう取り組んでいきたい」とした上で、春季キャンプなどにも積極的に足を運んでいく考えを明かした。