若き主砲が、大台到達だ。27日のヤクルト戦(神宮)に「4番・三塁」で先発出場した巨人の岡本和真内野手(24)が、9回に4号2ランを放ち、プロ野球史上300人目となる通算100号本塁打を達成した。

 この日は久々に快音を連発した岡本。7回までに3安打を放ち猛打賞を記録すると、「久々にいい感触で打てたなと思います」と、9回には梅野の投じた140キロの直球を完璧に捉え、打球は右中間スタンドへ。終わってみれば5打数4安打5打点と、最高の形でメモリアルゲームを飾った。

 それでも当の本人は「(100号を)あんまり意識したことがないですし、チームの勝ちにつながる一打にしたいなと思ってやってる。今後も増えていけばいいなと思います」と、淡々とした様子。〝元祖・若大将〟の原監督からは「まだあと400本、500本を目指してほしいね」と、さらに上のステージへの〝成長指令〟も飛んだ。

 再び復調気配を見せた岡本が、この日の一発を弾みに、今後もチームを引っ張っていく。