関東を直撃した台風の影響によりソフトバンク―ロッテ戦(27日、ZOZOマリン)は早々に中止が発表された。2日連続でのあいにくの空模様となり、ホークスナインはこの日も敵地の室内練習場で汗を流した。
ここまで69試合を消化したホークス。前半戦においてチームに大きな刺激を与えたのが、プロ2年目の庄子雄大内野手(23)だ。開幕前は守備・代走要員だったが、5月5日の西武戦(ベルーナ)で今季初スタメンを果たすと、そこから一気に遊撃手争いに参戦。自慢の快速を生かしてリーグ3位の9盗塁を記録するなど、持ち味を発揮している。
開幕前には「20試合でスタメン」を目標に掲げた背番号25だが、先発出場はすでに30試合。庄子はこの数字について「達成できてよかったなという気持ちはある。逆にこんなに早くたくさん出られるようになるとは、思ってなかった」と冷静に心境を語った。
その一方で、試合に出るからこそ見えてきた課題もある。一時3割以上あった打率は2割6分台まで下降。守備面でも連戦の終盤になると本来の動きが鈍るなど「出続ける難しさ」に直面している。また、本多内野守備コーチは「走者の足を頭に入れながら急がなくていいのに急いだり、急がないといけないのに100%を出せない時がある」と説明。試合の中でしか磨けない感性も発展途上の段階だ。
それでも本多コーチは庄子のある部分の成長に目を見張る。それが「客観的な視点」だ。試合後に振り返りを行う際、庄子の口から「ここの場面はこうしたほうがよかった」といった的確な回答が返ってくるという。本多コーチは「昨年までだったら、たぶん多分言えなかった」と語り「自分の口から出てくることはすごくいいこと。素晴らしい」と目を細めた。
開幕前に示した「20試合でスタメン出場」という具体的な目標からもわかる、冷静かつ客観的な視点。シーズンを折り返してもその視点を生かしてさらなるステップアップを果たせるか。












