ソフトバンクは25日のオリックス戦(みずほペイペイ)に5―2の逆転勝ちを収め、リーグ戦再開後2カード連続の勝ち越しを決めた。貯金を今季最多の13とし、首位・西武に1・5ゲーム差に迫った。

 11残塁を記録した相手の拙攻に助けられた面もあったが、リーグ3連覇を目指す王者が鮮やかに試合をひっくり返し、盤石の形で逃げ切った。2点を追う3回に近藤の2試合連発となる17号ソロで1点を返し、5回も近藤が適時打を放って同点。6回に先発・前田純が背負った一死満塁のピンチを2番手・鈴木豪がわずか1球で併殺打に仕留めて流れを引き寄せた。新人右腕の完璧な火消しに応えるように、打線が直後に奮起。庄子、正木の連続タイムリーで一気にリードを奪い、鈴木に「1球でプロ初勝利」の権利をプレゼントした。

 7回からは鷹が誇る盤石の救援陣が相手の攻撃を封じ込んだ。7回は安定感抜群のロベルト・オスナ投手(31)が貫禄たっぷりに三者凡退。8回は松本裕、9回は杉山がともに走者を出しながらもしっかりとゼロを刻んで試合を締めた。

 信頼と誇りを取り戻すパフォーマンスが続いている。オスナの連続無失点試合が18に伸びた。「今は自信を持って投げられている」「みんなが『いい時のオスナに戻っている』と言ってくれるのはうれしいけど、自分は過去と比較することに興味はない」。連続無失点の来日最長は2023年の17試合。それを超えるパフォーマンスだけになんとも心強い。

「一番はどこもケガをしていないこと。何よりチームが勝ち続け、そこに貢献できていることが好循環を生んでいる」。不振で守護神の座を追われたが、新しい持ち場でプライドを示すように輝きを取り戻している。今がNPB全盛期――。心技体の充実が言動からも伝わってくる。