第108回全国高校野球選手権大会の第13日(18日)準々決勝第3試合は、横浜(神奈川)のエース・織田翔希投手(3年)が花巻東(岩手)を相手に7安打無失点、10奪三振の完ぺきな内容。6―0と完封勝利を決め、18年ぶりの準決勝進出を果たした。
エースが空を見上げた。日南学園との初戦で自ら記録した最速156キロの速球をこの日も連発。カットボール、フォークで付け入るスキを与えず、最後まで圧倒した。123球を初完投、初完封で飾った右腕は「昨夏悔しい思いをしてここまで頑張ってきて、勝ちたい思いが強くあった。三振を取るところもしっかり取れた。すごくいいリズムで試合を支配することができた。ストレートよりも変化球の方がよかったと思う」と振り返った。
特別な思いもあった。前日に元監督の渡辺元智氏の訃報がチームに届いた。時折、グラウンドに顔を出し、アドバイスを続けてくれた〝名誉監督〟。初戦の前にも電話で「いつもと変わらないよう頑張れ」と励ましてくれた。ミーティングで聞いてショックを受けたが「勝ってその姿を見てもらいたい」と悲しみを闘志に変え、最高の形で天国の恩人に白星を届けた。
準決勝の相手は猛打で仙台育英(宮城)を下した智弁和歌山。「どんな相手が来ても自分たちのやることは変わらない。一戦必勝で頑張りたい」と力を込めた。













