阪神は18日のヤクルト戦(京セラ)に3―2で劇的な逆転サヨナラ勝勝ち。2位・巨人とのゲーム差を「3」に広げ、最短で20日にマジックが点灯する。

 1点ビハインドで迎えた9回、土壇場で試合をひっくり返した。一死から佐藤輝明内野手(27)が清水のフォークを捉えた打球は右中間スタンドに突き刺さる起死回生の29号同点ソロ。

 黄色く染まったスタンドもお祭り騒ぎとなる中、続く大山悠輔内野手(31)もインコースのフォークをフルスイング。高々と舞い上がった打球は左翼席へ突き刺さるサヨナラの14号ソロ。大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周し、ナインから手荒い祝福を受けた。

 藤川球児監督(46)も「本当に素晴らしい(ファンの)みなさんと最後2本ですね。ファンの方が打たせてくれたと思います」とニッコリ。

「(逆転の)可能性を残せるように本当にみんなで頑張って耐えてというところ。野球の1つの流れの中で我慢していれば、いいことがあるという、本当にタイガースらしいゲーム」と振り返った。

 先発・村上も6回7安打2失点で今季10勝目こそならなかったが、2年連続となる20度目のクオリティースタート(QS、6イニング以上を自責点3以下)を達成。指揮官も「4度ほど得点圏に走者を背負うという形がありましたので、そういう意味では6回で切らなければ。出力を上げているところが多かったので。村上は素晴らしい粘りで、坂本とともにね。さすがエースの働きでした」とたたえた。 

 一方で「2番・二塁」で出塁した中野は2回にライナー性の打球を好捕するも、4回の守備から途中交代した。虎将は「ゲームの中で起こったことですので。まだ様子は聞いてませんけど、あした以降見てになりますね」と、今後の状態を見極める方針だ。