広島・辰見鴻之介内野手(25)が18日の中日戦(マツダ)で、足とバットで存在感を示した。7回に代走で出場すると今季21個目の盗塁を決め、その後の打席ではプロ初打点となる2点適時二塁打をマーク。現役ドラフトで楽天から加入した今季、移籍後初めて本拠地のお立ち台に上がった。

 2―3の7回、先頭・モンテロが死球で出塁すると代走で登場。続く佐々木の打席で二盗を成功させた。試合後、その瞬間について聞かれると「すごく気持ち良かったです」と笑顔を見せた。

 辰見が代走として大切にしているのは、与えられた役割を全うすることだ。「自分の仕事をやりきる。逃げ出さないことを意識してやってます」と言い切る。

 その姿勢はバットでも結果につながった。打線が一挙8得点を奪った7回、打者一巡して再び巡ってきた一死一、二塁の打席。左翼越えの2点適時二塁打を放ち、プロ初打点をマークした。

 あとひと伸びで本塁打という一打。ヒーローインタビューで感想を求められると「いっぱいご飯食べて、ホームランを打てるように頑張ります」と答え、スタンドを沸かせた。

 今季の盗塁数はこれで21。ヒーローインタビューでは、代走でのシーズン盗塁記録が「25」で、あと4個に迫ったことを伝えられると「はい。いけるように頑張ります」と意欲を示した。

 現役ドラフトで楽天から新天地にやってきた25歳。マツダスタジアムで初めて立ったお立ち台で「現役ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから来ました。大卒4年目、25歳の辰見鴻之介です」と改めて自己紹介。足のスペシャリストが、今度はバットでも確かな一歩を刻んだ。