広島・坂倉将吾捕手(28)が27日の阪神戦(マツダ)の8回、一死一、三塁で決勝の右前適時打を放ち、チームを3―2の逆転勝利へ導いた。首位・阪神との接戦を制し、広島は4月17日以来の4位に浮上した。

 2度追いついて迎えた8回、先頭・名原がこの日4安打目となる右前打で出塁。菊池が犠打を決め、野間の左前打で一死一、三塁と好機が広がり、4番に勝負どころで打席が巡ってきた。

「あそこまでみんな頑張って2対2で来てたので、なんとかしようと思って打席に入りました」。狙いについては「来た球をと思いました」と振り返る。相手先発・村上の直球を右翼前へ運び、三走・名原が生還。「どん詰まりです」と振り返ったが、これが決勝点を呼び込む一打となった。

 ヒーローインタビューでは、プロ初の4安打を放った名原について「すごいと思います」と称賛。一方の名原も「坂倉さんありがとうございます、と思いながらホームに帰りました」と感謝を口にした。

 最後に赤ヘル打線の4番は「もっともっと熱い声援をよろしくお願いします」とファンへ呼びかけた。逆転勝利の主役として、満員のマツダスタジアムを沸かせた。