拙攻に拙攻を重ね、痛恨の2連敗を喫した。阪神は27日の広島戦(マツダ)に2―3で逆転負け。首位から陥落し、藤川政権初の月間負け越しが決まった。

 再三の好機をフイにし、流れをつかみ切れなかった。2回は一死満塁から坂本が遊撃へのゴロ。併殺かと思われたが、捕手・石原の一塁悪送球の間に二走が生還し、ラッキーな形で先制点を奪った。しかし、なおも一死二、三塁の好機で投手・村上がスリーバントスクイズに失敗。さらに飛び出していた木浪も戻れず、併殺で追加点のチャンスを逃した。

 1―1の4回には一死一、三塁から投野選で勝ち越したが、5回に再び同点とされた。さらに8回には先頭・大山が二塁打で出塁して好機を迎えたが、続く代打・熊谷の犠打は三塁アウト。またも得点には結びつかなかった。

 直後には粘投を続けていた先発・村上が坂倉の勝ち越し打を浴びて降板。1点ビハインドの9回の攻撃も、一死一塁から三振併殺と最後まで攻撃の歯車はかみ合わなかった。

 スクイズ失敗に犠打失敗。安打だけでなく相手の野選や失策でチャンスをもらいながらも生かせず、フラストレーションが溜る展開となった。それでも指揮官は「(相手先発の)床田投手にいい攻めはできていた。流れが一転二転していたというところは、もつれたかなと思う。そこは勝負ですからね」と振り返り「みんなが自分たちの方に流れを引き寄せようと思って、打席に入ってくれていましたし。明日に切り替えてやっていかなきゃ」と前向きに語った。

 また、度重なる雨天中止で4日ぶりのゲームとなったが、指揮官は「交流戦の4日間の休みがなかったので。そういう意味では入りやすかったですし、選手のコンディションもいい状態だった。だから休んでいるという感じは、そんなになかった」と影響はないことを強調していた。

 拙攻で久しぶりの一戦を落とした猛虎軍。次戦こそ好機をモノにしてやり返したいところだ。