〝ジェン虎マン〟山本 虎党へ名刺代わりのサヨナラ打

2021年04月03日 19時03分

「人生初」のサヨナラ打で阪神・山本は喜びを爆発させた

〝紳士の国〟からやってきたニューカマーが、試合を決めた。阪神・山本泰寛内野手が3日の中日戦(京セラドーム)で、両軍無得点で迎えた9回、二死一、二塁の好機で中堅への二塁打を放ってサヨナラ勝ち。アマ時代も含め「人生初」という劇打で、スコアレスの投手戦にピリオドを打った。

 昨オフにライバル球団・巨人から金銭トレードで移籍。お立ち台で「ジャイアンツから移籍してきて、こうやって皆様に祝福してもらえてうれしい。タイガースの一員になれた気がして本当にうれしいです」と喜びを爆発させた。

 8回から守備固め要員として、マルテと代わる形でグラウンドに上がった伏兵の一撃。「あの場面で代打を送らずに使ってくれた矢野監督に感謝したいです。結果も残せたのでプラスになりますしうれしいです」と穏やかな声で喜びと手応えを口にした。

 慶応高―慶応大を経て巨人で5年間鍛え上げられてきた生粋の関東人。「紳士たれ」の球団出身選手らしく、どんな時も誠実で知的な記者対応が印象的だ。〝西の老舗球団〟へ移籍したことでカルチャーショック等も少なからずあったかもしれないが「不安もありましたが(関西も)住めばいいところですし、今は充実しています」とキッパリだ。

 矢野監督も殊勲の背番号00を高く評価。「守備も小技もできるし、レギュラーになれる力を持っている。あすも左(投手)がきたら、スタメンというのも考えている」と称賛した。

 紳士の魂を胸に、タテジマに袖を通した27歳。チームに新たな色彩を加えつつ、頂点へ向け突っ走る。

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