ソフトバンクは22日の西武戦(ベルーナ)に1―3で逆転負けを喫した。これで3連敗となり、3カード連続の負け越しも決定。オリックスが勝ったため首位から陥落したが、小久保裕紀監督(54)は試合後、報道陣に「今日は何月何日ですか」と語り、まだシーズン序盤であることを強調した。
ただ、悠長に構えてもいられない。相手先発の高橋光成投手(29)には、今月8日の今季初対戦で8回2安打無得点と完璧に封じられ、この日も9回3安打1得点。2戦続けて打線は沈黙し、攻略の糸口すら見えないままだ。指揮官も「4回以降走者が出ていない。そのくらい打ちにくいということでしょうね」と認め、「2回やられたので何かしないと。今回も対策を考えていたけど、それを上回られた」とお手上げの様子だった。
昨年は高橋光と4度対戦して、チーム打率3割1分4厘、18イニングで10得点と攻略していた。だが今季はここまで17イニングでわずか1得点。右腕の復調気配もあって、かつての〝お得意さま〟が一転して〝天敵〟になりかねない空気が漂う。首位争いを続けるうえでも、この相手に手をこまねいている余裕はない。
チーム内でも警戒感は強い。ある選手は昨年との違いについて「球威は元々あったが、今年は特にゾーン内でどんどん勝負してきている」と説明。「1年を通じてこのままなら厄介」という認識は、ナインに共通しているようだ。
加えて、前回対戦と今回では投球パターンにも違いがあったという。捕手やその日の状態によって攻め方を変えられるとなれば、攻略の難度は増す。一方でチーム内には「シーズン終盤の1試合の重みが増す時期に急にガラっと変わるほど対応しづらい」と、序盤に対戦を重ねられる利点を指摘する声もある。
「高橋光成対策」は、今後のシーズンを左右しかねないテーマになってきた。序盤のうちにサンプルを積み上げ、攻略の糸口を見つけられるかが問われる。












