広島・河田新ヘッドに期待される超重要任務「コーチのコーチ役」

2020年11月21日 06時15分

重要ミッションを任された広島・河田ヘッド(中央)

 広島に4年ぶり復帰を果たした河田雄祐ヘッドコーチ(52)には〝裏ミッション〟が課されている。前回在籍した2016年から17年は外野守備走塁コーチとしてリーグ連覇を支えた。2年連続のV逸という状況で大役を引き受けた今回はチーム再建のみならず〝コーチのコーチ役〟としても期待されている。

 鈴木球団本部長は河田ヘッドに「野球経験が豊富なので、自分の持っているものをすべて吐き出してコーチも育ててほしいと伝えている」と注文を出したという。今回は永川勝浩二軍投手コーチ(39)が一軍に配置転換されたこともあり、来季の一軍首脳陣は45歳以下の〝若手〟が9人中7人を占める。ひと昔前なら指導者もファームからじっくりと育成することができたかもしれないが、18年までの3連覇を経験して常勝が課せられるようになった現在は取り巻く環境も急変した。選手とともにコーチも「勝ちながら育成」することが必要となってきた。

 そこで02年の現役引退以降もユニホームを脱ぐことなく西武、広島、ヤクルトでコーチを続け、厳しくも裏表のない性格で選手からの信頼も厚い河田ヘッドに〝コーチ育成〟の役割も担ってほしいというわけだ。

「カープの選手は野球小僧ばかり。ポテンシャルやスキルもセ・リーグ6球団比べても間違いなくトップ。パ・リーグと互角に戦えるチームをつくっていきたい」と腕をぶす河田ヘッドは「理想のヘッドコーチ像というのはない。若いコーチたちと一緒に成長していければいいと思っている」とも話している。来春のキャンプから、いきなりフル回転となりそうだ。