DeNA・パットン〝冷蔵庫殴打事件〟が原動力! 「是が非でも優勝」と猛ハッスル

2020年08月28日 06時15分

お立ち台に井納(左)と並び、笑顔のDeNA・パットン

 新ヒゲ魔人が存在感を発揮している。DeNAのスペンサー・パットン投手(32)が27日の広島戦(横浜)で1点リードの6回途中から登板。先発・井納から一死一、三塁の場面でバトンを受け継ぎ、松山を二直、堂林は四球で歩かせて満塁としたものの、最後は田中を左飛に仕留めて得点を許さなかった。

 継投策でチームは1点差を死守し、3―2で勝利。今季5勝目を飾った井納と一緒に試合後のお立ち台に上がったパットンは「あのイニングを抜け出すことだけを考えていた。井納さんが僕においしい焼き肉をごちそうしてくれると言ってくれた」と白い歯をのぞかせた。

 ヒゲがトレードマーク。その風貌から、かつて口ヒゲを蓄えて活躍し〝ヒゲ魔神〟と言われた五十嵐英樹氏(現DeNAスコアラー)にちなみ〝新ヒゲ魔人〟の愛称もつけられている。今季で来日4年目となり、セットアッパーとしてチーム内の信頼も厚いはずだが、本人は「まだまだ、そこまでの存在ではない」とナゼか謙遜している。

 その理由は〝冷蔵庫殴打事件〟にある。昨年8月3日の巨人戦(横浜)で2点リードの8回に登板し、一死も奪えず2失点で降板後にベンチ内の冷蔵庫を殴打して右手小指を骨折。巨人と首位争いを演じていたペナントレースの一番大事な時期に戦列を離れ、球団から罰金500万円の処分を受けた苦い経験がある。

「パットンは昨季V逸した責任を背負い込みながらメンタルの安定化を自らに課し、マウンドに立っている。だからチームを是が非でも優勝させると燃えに燃えている」とチーム関係者は言う。

 リリーフの要にかかる期待は大きい。