【ロサンゼルス発】ツインズの前田健太投手(32)がチームのエースとしてプレーオフ初戦となる29日(日本時間30日)のワイルドカードシリーズ第1戦に先発することが24日(同25日)に決まった。

 レギュラーシーズン最後の先発登板となった23日(同24日)のタイガース戦で前田は6回4安打3失点、無四球9奪三振のクオリティースタートを果たし、チームが7―6で勝利したため6勝目を挙げた。この勝利により日本時代の?勝と大リーグの?勝を合わせ、日米通算を150勝を達成した。

「そこまで目標にしていた数字ではないですが、日本は200勝すれば殿堂入りできるし、200勝できるようにしたい。シーズン最後の登板でキリ良く150勝を達成できたので良かったと思います」。ドジャースから移籍1年目にア・リーグ中地区で2連覇を目指すチームの首位浮上に大きく貢献できた。「このチームに来て、先発ピッチャーとして任せてもらって、自分自身良い結果も出て、すごく自信になる一年だったし、ポストシーズンはまだあるけど、シーズン自体は良いシーズンだった」とツインズでの功績を素直に喜んだ。

 大リーグ公式ページのドゥ・ヒョング・パーク記者は「ミネソタでは、前田をエースとして疑問視する人はほとんどいない」と今季の活躍を評価。プレーオフでの先発ローテ1番手と有力視されているが、地元スター・トリビューン紙は「公式発表はしないけど、水、金、土で並んでいる投手がとてもいいから、変更はできない。変更はしたくない」というバルデリ監督の言葉から「第1戦を前田健太、第2戦をホセ・ベリオス、第3戦をマイケル・ピネダと監督がほぼ断定した」と報じ、地元ラジオ局SKORノースのホームページでも前田が第1戦目登板と伝えた。