Rソックス本拠地で医療関係者代表5人に感謝の始球式

2020年04月14日 11時30分

【マサチューセッツ州ボストン発員】米スポーツ専門局ESPN(電子版)は13日(日本時間14日)にレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで、今年初めての始球式が行われたことを報じた。

 ボストン出身の俳優で映画監督も務めるジョン・クラジンスキー(40)は自身のユーチューブチャンネル「Some Good News」で毎週日曜日に「ちょっとした良いニュース」を配信しているが、12日(同13日)はレッドソックスのレジェンド、デービッド・オルティス氏(44)とコラボ。ボストン市民が感謝の気持ちを伝えたいボストンのベス・イスラエル・ディーコネス・メディカル・センターの医療関係者を代表した5人にサプライズ企画を敢行。始球式はその一環だ。

 18分ほどの動画の前半は「いいニュース」を紹介。後半は舞台が病院へと変わり、そこで勤務する5人にオルティス氏がビデオを通じて「あなた方の行いに対しいかに感謝し、尊敬しているかを心の奥底から伝えたいです」と語りかけ、「リスクを冒しながらあなた方の時間を使っていってくれていることは何事にも代えがたい。そのため、レッドソックスはあなた方に永久シーズンチケットを4枚寄付します」と伝えた。フェンウェイ・パークはチケットの入手が困難なだけに5人は大興奮だ。

 勤務を終えた5人は、タブレットを通じてクラジンスキーと生でビデオ通話を続けながら、手配された観光用の水陸両用車に乗り、夜のフェンウェイ・パークへ。中堅の入り口から走ってマウンド付近へ行くと、中堅後方のビデオボードに映し出されたオルティス氏、レッドソックスナイン、ボストン市長、マサチューセッツ州知事らから拍手を浴び「ありがとう。ヘルスケアの英雄たち」というメッセージが送られた。

 グラウンドの真ん中に立つ5人にクラジンスキー氏は「全米の野球場が閉鎖中なので、僕らのためにファーストピッチをしてほしい」と始球式を依頼。一斉に振りかぶるとバックネットに向かって投球。これが今年のメジャーでの第1球だ。最後は大はしゃぎしながらベースを一周すると「これで5点。ヤンキースに5―0だね」と揃って笑顔を見せた。

 新型コロナの終息の見通しは立たない中、つかの間だが明るい気持ちにさせる動画だった。