第104回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選が3日に大阪市内で行われ、初めて夏の甲子園への切符をつかんだ明秀日立(茨城)が鹿児島実業(鹿児島)と第5日第3試合で対戦することが決まった。

 明秀日立は春のセンバツの2回戦で市和歌山にサヨナラ負けを喫し涙を飲んだ。石川主将は「センバツでは一球の重み、大切さを感じた。夏までそれを一人ひとり意識してやってきた」とし「春の悔しさを夏にぶつけたいと思う」とリベンジに燃えている。

 また、茨城大会の土浦日大との決勝では9回二死からサヨナラ2ランで勝利し、甲子園出場を決めるなど勢いは十分。そんな明秀日立を率いるのは、八戸学院光星を甲子園常連校に育てた名将・金沢成奉監督であるだけに夏の甲子園での快進撃を期待したい。