まさかの〝二刀流〟誕生か――。阪神・藤川球児監督(46)が8日、高知・安芸市営球場で行われた秋季キャンプで、西純矢外野手(25)の投手再挑戦プランを明かした。

 今季から野手に転向した西純は、この日まで3日連続でブルペン入り。指揮官も直接言葉を交わすなどその動向に注目が集まっていた。藤川監督は「そういう可能性も見ていますけど」とし、「(来春の)キャンプぐらいまで見て状態が投手として上がってくれば、外野をやりながら投手の方に徐々に挑戦していってもいいんじゃないかな」と〝二刀流構想〟を披露した。
 
 昨季まで投手としてプレーしていた西純だが、伸び悩みを経て今季から野手に転向。背番号3桁の育成選手として再出発していた。虎将は「外野をやって体も大きく変わったし、取り組む姿勢、練習する体力ともに、この1年で大きくつくってきた」と野手としての成長を評価。

 それでも「ここから、どうやってレギュラーになっていくかは簡単な道ではない。それよりも投手として培ってきたものを、今1年離れてやってみれば」と投手再挑戦の理由を明かした。

 もちろん二刀流は簡単な挑戦ではないが、藤川監督は「前の姿を追いかけることなく、新しい西純矢が出ればいいのかなと思います。特化してやるというよりは彼の得意なものを見つけて。1回しかない野球人生ですからね」と期待を寄せる。

 平田ヘッドコーチからも「目がキラキラしてて、やる気に満ちあふれている」と報告を受けているという。西純は再びマウンドに立ち、バットと右腕を操る〝二刀流〟を実現させるのか。異例の挑戦に注目が集まる。