ヤンキースはア・リーグ地区シリーズでレイズに3連敗して2026年シーズンを終えた。OBからは「規律の欠如」「基本プレーの甘さ」クラブハウスの緩い雰囲気」などを指摘され、主将のアーロン・ジャッジ外野手(34)のリーダーシップを問う声も上がっている。そんな中、地元メディア「NJコム」がジャッジとジャズ・チザム内野手(28)の間に緊張が高まっていたエピソードを報じた。

〝悪童〟の異名をとるチザムは棒付きキャンディーをくわえて守備に就くなど奇行を連発。怠慢なプレーも多く、批判の的となっていた。「ジャッジがジャズに『特定の行動をやめるように』と厳しく注意した。これはジャズ本人からそう聞いた。それでも、ジャズは何度も規律を乱すような振る舞いを繰り返した」とチザムが主将の忠告を無視していたという。

 そして同メディアは「この件の責任をアーロン・ジャッジに負わせることは、どう考えても筋違いだ。ジャズは心のどこかで『試合中にペロペロキャンディを口にくわえていても、何も言われない。プレーオフの試合で、後ろのポケットを裏返して出しておいても、誰も何も言わない。ベンチに下げられることもない』と高をくくっていたのだろう。それはブーン監督の責任だ」と指摘。「結局のところ、監督にはベンチ入りから外す、あるいは罰金を科すといった、毅然とした規律が求められる。そうして初めて、選手に本気でメッセージが伝わるものだ。つまり、懐を痛めつけることだ」とチザムの暴走を止められなかった指揮官に問題があったとした。

 ジャッジの意見に耳も傾けず、自由奔放にプレーし続けたチザムはヤンキースからクオリティング・オファーを提示されず、FAになった。まさに身から出たサビで、事実上の〝NY追放〟となった。