12日開幕の「アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)」(東京ドーム)に出場する侍ジャパンに選出された西武・篠原響投手(20)が初の正式代表入りに燃えている。
高卒2年目の今季は獅子のブルペンで頭角を現し、チーム2位の46試合に登板。3勝3敗1セーブ、31ホールド、防御率2・22と大ブレークを果たした。今大会ではメンバー最年少で抜擢され、「自分の球がどこまで通用するのか挑戦したい」と腕をぶしている。飛躍を遂げた1年は日の丸に始まり、日の丸で締めくくることになった。
実は今年の初実戦も西武ではなく、侍ジャパンのユニホームを着て迎えていた。2月23日。WBCを直前に控えていた当時の井端ジャパンの強化試合で、サポートメンバーとして追加招集された篠原に先発の大役が巡ってきた。急きょの出番にもかかわらず1回を無安打無失点、2奪三振の快投。「すごい人たちがたくさんいる中で、自信にはなりました。オープン戦も含めて、あの登板が初めての実戦登板で。で、やっぱりああいう結果になったのが、すごい良かったかなと思いますし、いいスタートが切れました」と振り返り、レギュラーシーズンでの飛躍につなげた。
そんな右腕は「もちろん、チームが必要としてくれるところで投げていくつもりですが、将来的には自分としては先発やりたいと思っています。今年は、中継ぎで経験を積めましたが、野球って、先発がやっぱりゲームを作って、中継ぎが締めてくれるってなっていると思うので。試合を作るほうをいずれやりたいと思っています」と、将来的な先発転向を熱望している。
くしくも今オフは、エース格の平良海馬がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指し、高橋光成も海外FA権を行使。両右腕の去就は不透明で、先発陣の再編を迫られる可能性もある。こうしたチーム事情が、20歳の若き右腕の先発転向を後押しすることになるかもしれない。













