生まれ変わるはずのエンゼルスに難題が持ち上がった。大型補強に打ってる意向だった今オフのFA市場で身動きができない可能性があるという。

 3日(日本時間4日)のポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が「オーナー交代の承認は少なくとも12月までは下りない見通しです。そのため、球団は実質的に何も動けません。野球運営部門のトップ(社長)を招聘することもままならず、ましてやタリク・スクバルといった大物選手との契約など、到底不可能な状況です」と事情を明かした。

 エンゼルスは9月にオーナーのアルテ・モレノ氏が40億ドル(約6400億円)でスタン・クロエンケ氏率いる「クロエンケ・スポーツ・アンド・エンターテインメント」に売却。新オーナーとなるクロエンケ氏は複数のプロスポーツチームを保有する大富豪で、一説には推定純資産242億ドル(3兆8700億円)とされ、FA市場では4億ドル(約632億円)超えともウワサされる一番人気のタリク・スクバル投手(29)にも果敢にアタックすると言われている。

 同記者は「さらに12月1日のロックアウトが始まる前に、望み通りの契約条件を提示できたとして、スクバルの代理人であるスコット・ボラス氏がそれまで待ってくれるかどうかという問題もあります」とも指摘。FA選手との契約に踏み切るまでには長い道のりがあるという。

 この報道を受けた地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「ローゼンタール氏が指摘したように、11月中のエンゼルスの最優先事項は野球運営部門の新たなトップを見つけることだ。その後、新たなGMと監督を招聘しなければならない」と組閣作りを最優先するよう伝えた。