ドジャース・大谷翔平投手(32)の〝完全復活〟は近いのか――。
MLB公式サイトはデビッド・アドラー記者による「たった一度の大きなスイングが大谷の復活について教えてくれること」と題した詳細な分析記事を掲載。今季終盤に陥った深刻な打撃不振の原因をデータから検証するとともに、来季の復活に太鼓判を押している。
大谷は8月19日からナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦まで、約2か月間にわたってノーアーチ。同期間にはメジャーで345選手が少なくとも1本のアーチを放っていただけに、球界屈指の長距離砲としては異例の事態だった。
MLB公式が不振の大きな要因として指摘したのが、速球への対応力の低下だ。95マイル(約153キロ)以上の投球に対する打率は、なんと0割6分7厘。さらに打球を捉える位置も極端に後方へずれ込み、コンタクトポイントは本塁前端から約23センチ以上も後ろに位置していたという。
これに伴い、持ち前の引っ張り方向への強烈な打球も激減。ポストシーズンでは逆方向への打球割合が全打者で最高となるなど、本来の打撃スタイルから大きくかけ離れていた。
ところが、今季最終戦となったブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦では一変。ダスティン・メイから放った8月18日以来の本塁打は、打球速度113・1マイル(約182キロ)を記録。ポストシーズン全体でも2番目に速い強烈な一発となった。
さらに注目すべきは、打球を捉えた位置だ。それまで本塁の後方にずれ込んでいたコンタクトポイントが、この一打では前端から約5センチ前方に変化。スイング速度も81・7マイル(約131キロ)に達し、今季前半の好調時を思わせる数値を叩き出した。
同記者は「たった1本の本塁打を深読みしすぎなのかもしれない」としながらも、この一発が来季の復活を予告するものと分析。「MVP級の大谷翔平が帰ってくる」と期待を寄せている。












