ヤンキースをFAとなった〝悪童〟ジャズ・チザム内野手(28)には朗報かもしれない。米メディアは2日(日本時間3日)、鈴木誠也外野手(32)ら8選手にクオリファイングオファー(QO)が提示されたと一斉に報じた。

 FAとなった選手に旧所属球団が1年オファーを出す制度で、今季は年俸2315万ドル(約36億6000万円)となっている。選手が拒否して他球団と契約した場合、元の球団にはドラフト指名権の補償が与えられる。鈴木以外ではランディ・アロザレーナ外野手(マリナーズ)、ブランドン・ラウ内野手(パイレーツ)、トレバー・ロジャーズ投手(オリオールズ)、ジェイク・バウアーズ内野手(ブルワーズ)、アドリアン・モレホン投手(パドレス)、ライアン・ジェファーズ捕手(ツインズ)、デービッド・ベッドナー投手(ヤンキース)が提示を受けた。

 米メディア「トレードルーマーズ」はチザムに注目。「選考漏れという点では、特に驚くようなことはなかった。チザムは境界線上のケースとされていたが、直近でヤンキースはベッドナーにオファーする予定だった」と驚きはないとし「チザムにとっては、彼と契約したい球団がQOのペナルティーを気にしなくて済むため、これは有利に働く」と、むしろ有利と断じた。

 また、地元ニューヨークの「SNY」も「ベッドナーにはQOを提示したが、チザムには提示しなかった」と伝えた。

 続けて「28歳のチザムは、今季は浮き沈みの激しいシーズンを送った。走塁(41盗塁)と二塁守備では非常に高い評価を得ているが、時に見せる走る際のミスや守備エラーで悪評が立つようになった。打撃面では、2025年の本塁打に対してわずか19本塁打。打率、出塁率、長打率もすべて低下した」と名門球団のチザム放出に理解を示した。