ソフトバンクが2年連続13度目の日本一を達成し、孫正義オーナー(69)と王貞治球団会長(86)がさらなる常勝軍団への期待を口にした。28日の「SMBC日本シリーズ2026」第4戦(みずほペイペイドーム)でDeNAに4―2で逆転勝ちし、4連勝で2年前の雪辱を果たした。孫オーナーは小久保裕紀監督(55)に〝黄金時代〟の構築を期待し、王会長もチームにはまだ成長の余地があると強調した。
孫オーナーは日本一決定後、「素晴らしい。延長、延長で、ハラハラしましたけど、本当に素晴らしい試合でしたね」と喜びを語った。2年連続の頂点には「連続して勝つのは本当に難しいですから、いろいろけがとかある中で本当にみんなしっかり監督中心に頑張っていただきました」と選手、首脳陣をねぎらった。今後のチームについては「ぜひ、素晴らしい黄金時代をつくってほしいですね」と小久保監督への期待を口にした。
この日の勝利を引き寄せたのは、5月にDeNAからトレードで加入した山本祐大捕手(28)だった。2点を追う4回、同点の2点三塁打を放つなど3打点の活躍。孫オーナーも「打てるキャッチャーでね、あんだけいいところでバンバン打つとうれしいですよね」と称賛した。
2年前の日本シリーズではDeNAに敵地で2連勝しながら、その後4連敗を喫した。今回は4連勝で雪辱を果たし、孫オーナーは「みんなの思いが一致団結していましたね」と振り返った。自身もナインから胴上げを受け、本拠地での日本一に「最高です」と喜んだ。
一方、王会長も2年前の悔しさを忘れていなかった。「特にあの時は最初2つ勝ってね、その後だったから、まさかと思いながらも、結局あれよあれよって行っちゃいましたからね」と当時を回想。「そういった意味ではお返しができて良かったと思います」と雪辱を喜んだ。
今回の日本シリーズは接戦続きだったが、王会長は投手陣の踏ん張りと打線のつながりを評価。「やっぱり点を取られても最少失点で済んだってことがね」と語り、「特に後半のイニングでね、うまくつながった」と勝因を挙げた。さらに、シリーズで勝負強さを発揮した正木智也外野手についても「正木はね、本当にいいところでホームランを打ってくれたしね」とたたえた。
ただ、2年連続日本一でも満足するつもりはない。「まだ内容的にはね、まだまだ選手たちの持ってるものが全て出てないんでね。だからもっともっと強いチームになれると、そう思ってます」と、さらなる成長に期待を寄せた。
王会長は選手層が厚くなったことを認める一方、今後も勝ち続けるためには競争が欠かせないとの考えを示した。「今は喜んでるけどね。もう明日になったらまたドキドキする選手が出てくるだろうね」と語り、「来年以降もね、本当に勝つ確率の高い野球ができる、チームにしたいね」と言葉に力を込めた。












