体操女子日本代表の杉原愛子(26=TRyAS)は、最年長としての責任感を持ってチームを引っ張っている。

 2016年リオデジャネイロ五輪と21年東京五輪に出場したベテランは14日、都内で行われた公開練習に参加。練習後に報道陣の取材に応じた。

 6月のアジア選手権で中国に敗れ2位に終わった日本だが、愛知・名古屋アジア大会(19日開幕)では団体金メダルを目標に掲げている。

 杉原はアジア選手権後、宿敵打破のために自身ができることを模索したという。「チーム力、チームの雰囲気を高めるために、やっぱりコミュニケーションが必要だと考えた」と振り返り、「だからこそミーティングをめっちゃして、『何をどう声かけしてもらったら良い』とか、『こういう声かけは余計緊張しちゃうから言わないでほしい』とかを遠慮せずに話し合いができた」と明かした。

 この取り組みは大きな効果を生んでおり、「ポイントだけ声かけたり、応援をしたり、考えて工夫してやっているから、その話し合いをしてからチーム力や雰囲気が良くなっている実感はすごくある」と手応えを口にした。

 また、杉原は競技外での交流も重視している。その背景については「(他の選手は)コロナの世代だったので、合宿でみんな話し合いができない時期があったから人のことを知れていない。私も東京五輪以降のその期間は離れていたときなので、人と人を知るのはすごい大事だと感じた」と説明。「だからこそ日常の会話というか、ストレッチのときやご飯のときに話すようにしている」と続け、年の離れた後輩とも「『ラヴ上等』で盛り上がっています」と笑顔で語った。

 互いを知ることで強固になった団結力を武器に、アジア大会13連覇中の中国に挑む。