エースが底力を発揮だ。バレーボール男子のアジア選手権(13日、福岡・北九州市立総合体育館)、決勝戦が行われ、世界ランキング6位の日本が同18位のイランに3―0で勝利。2大会連続11度目の優勝を飾り、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。

 息の根を止めたのは主将・石川祐希(ジラート)だった。1―0の第2セットは25―24の場面で、強烈なサービスエースを披露。ボールはイランコートに吸い込まれ、第1セットに続いて第2セットも奪った。勝利に王手を懸けた第3セットは粘るイランを振り切った。

 24年パリ五輪は準々決勝でイタリアに敗戦。当時は23年10月に代表権を勝ち取ったが、準備期間は1年未満だった。ただ、今回は約2年の準備期間を確保。石川は「先に出場権を取ることで自分たちの成長に使える時間は間違いなく増える。もう一度つくり直す、強化するというマインドに変えられる」とメリットを口にする。

 金メダルを獲得した1972年ミュンヘン五輪以来の表彰台へ、世界で勝つための基礎固めに時間を割く。