先輩への感謝があふれ出た。バレーボール男子のアジア選手権(13日、福岡・北九州市立総合体育館)、決勝戦が行われ、世界ランキング6位の日本が同18位のイランに3―0で勝利。2大会連続11度目の優勝を飾り、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。

 ストレート勝ちとはいえ、各セットで一進一退の攻防となった。苦しい場面もあったが、高橋藍(ルブリン)はチーム2位の17得点をマーク。サービスエースは3本決めて、今大会のサーブランキングはダントツ1位の22得点となった。試合後の高橋は声を枯らしながらも「最高でーす!」と声を弾ませた。

セッターの深津英臣
セッターの深津英臣

 今大会はセッターとして深津英臣(名古屋)が活躍。チーム最年長の36歳は、アタッカー陣とのコンビネーション向上に全力を尽くしてきた。高橋は「間違いなくおみ(深津)さんが一番今季しんどかったと思う。弱音を吐く姿は見たことないし、それだけ我慢して、今の日本代表を間違いなく支えてくれている。自分は何が何でもトスを決め切る気持ちで常にいた」と感謝を口にした。

 パリ五輪は準々決勝でイタリアに敗戦。その後は1点への執念をより持って試合に挑んできた。「まず目標を達成できたことが非常にうれしい、最高の試合ができたんじゃないかな」。第一関門を突破し、笑顔の輪が広がった。