王国の警戒度は高まるばかりだ。卓球のWTTチャンピオンズマカオ最終日(13日、中国・マカオ)、女子シングルス決勝が行われ、世界ランキング3位の張本美和(木下グループ)が同12位の陳熠(中国)を4―3で下して優勝。WTTチャンピオンズでは3大会連続の頂点取りとなった。

 2―3とリードを許した第6ゲーム。劣勢の展開となったが、粘り強いプレーで11―9と制した。運命の第7ゲームはデュースにもつれるも、12―10で競り勝った。フルゲームの死闘を終えた張本は「3回連続で優勝できると思っていなかった。3回も優勝できて誇りに思う」と頰を緩めた。

 今大会は準決勝で同7位の陳幸同(中国)に勝利。同4位の蒯曼と同5位の王芸迪はそろって1回戦敗退に終わった一方で、張本は中国勢に対しても安定したパフォーマンスを見せた。中国メディア「捜狐」は「張本が2人の中国選手を破って優勝したことで、女子卓球界の勢力図は劇的に変化した」と報じた。

 アジア大会(19日開幕、愛知・名古屋)を前に、張本は好調をキープ。同メディアは「中国が優勝を逃したこと以上に心配なのは、張本が今大会で何度も逆転劇を演じ、ますます偉大さを増したこと。間違いなく中国にとって最強のライバルになりつつある」と指摘した。

 張本の優勝劇には、中国も戦々恐々のようだ。