敵将が元教え子の勝負強さをたたえた。バレーボール男子のアジア選手権(13日、福岡・北九州市立総合体育館)決勝で、世界ランキング6位の日本が同18位のイランに3―0で勝利。2大会連続11度目の優勝を飾り、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。
イランを率いるロベルト・ピアッツァ監督は、イタリア1部ミラノで2020年から4シーズンにわたって日本の主将・石川祐希を指導した。決勝ではイランが石川のスパイクを何度もブロック。それでも第3セットの最後は石川がスパイクを決め、日本がアジアの頂点に立った。
ピアッツァ監督は「今夜の石川祐希選手は、確か5、6、7回くらいブロックにつかまっていたはずです。ですが、彼は試合に勝ちました。そして最後のポイントを決めたのも彼でした」と元教え子のプレーを振り返った。
さらに両チームのミス数に大きな差がなかったことに触れ「ミスの『数』はそれほど重要ではありません。重要なのはミスの『質』なのです。受け入れられないミスもあれば、受け入れられるミスもあります」と、接戦で勝敗を分けるポイントを分析した。
今大会のベストオポジットに選ばれたイランのアリ・ハジプールも、日本のスパイカーを守備とブロックで抑えるプランがあったと明かした。「実際に試合の中で彼をコントロールできた場面もありました」と手応えを口にした一方「彼らのサーブがこちらに大きなプレッシャーをかけてきました。彼らのサーブに押し切られて試合を落としてしまった」と、日本に敗れた要因を語った。












