ヒザに不安を抱えながら、個人賞をつかんだ。バレーボール男子のアジア選手権(13日、福岡・北九州市立総合体育館)決勝で、世界ランキング6位の日本が同18位のイランに3―0で勝利。2大会連続11度目の優勝を飾り、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。

 大会後には個人賞が発表され、小野寺太志がベストミドルブロッカーに選出された。「前回大会も含めて、また選んでいただけてすごい光栄です」と喜んだ一方で、「なかなかヒザの調子が悪い中で今大会戦ってたので、それでもこういう結果を残せたのはチームとして貢献できたのかなと思います」と明かした。

 決勝ではブロック面で手応えを得た。「ブロックに関しては、指示も的確に出せてたかなと思うし、ポイントだけじゃなくて、チームとしてブロックを機能させることが僕らの役割でもある」と説明。「チームとしてブロックが機能してるのはすごい良かった」と振り返った。

 ロス五輪まで2年を残して出場権を獲得したことで、今後は個々の課題により集中して取り組める一方、代表内の競争は激しくなるとみている。「今回は僕が多く出ましたけど、ポジション争いっていう意味でも今度からもっと激化すると思う。負けないようにやりたい」。ベストミドルブロッカーに選ばれても、さらなる競争を見据えていた。