和製大砲コンビが海の向こうでもデッドヒートだ。ブルージェイズ・岡本和真内野手(30)が8日(日本時間9日)のアスレチックス戦でシーズン30本塁打に到達。1年目の日本選手では5日(同6日)にクリアした村上宗隆内野手(26=ホワイトソックス)に次ぐ2人目の快挙で、大谷(ドジャース)を含めて史上初めて同一シーズンでの〝ジャパニーズ30発トリオ〟が誕生した。

 昨季まで巨人、ヤクルトの主砲として毎年のようにセ・リーグの本塁打王を争ってきた2人が、ともにア・リーグ6位タイとなる30発。岡本は「30本は打ちたいな」とひそかに抱いていた野望を一つ体現したが、2人は三振数でも〝大接戦〟を繰り広げている。岡本は168三振でワースト4位。一方、この日のパイレーツ戦で4打席連続三振を喫した村上は1差の167三振で同5位なのだ。

 ただ、そのペースはまるで異なる。岡本は140試合の出場で1試合平均「約1・2三振」。村上は1か月超の故障離脱があったため、109試合の出場にとどまりながら岡本とほぼ同じ数の三振を量産して「約1・5三振」のペースとなっている。

「NBCスポーツ」は「もし彼(村上)が欠場していなければ、2009年にマーク・レイノルズが樹立したメジャー記録の223三振に迫っていたことだろう。今のペースを維持していれば、147試合目で224個目の三振を記録していたはずだ」と報じた。

 岡本は持ち前のタフネスぶりも健在。離脱することなく地道に本塁打を重ね、村上は岡本よりも少ない試合数で3日早く30発の大台に乗せた。安定の岡本か、ロマン砲の村上か…。NPB時代も似たような傾向にあったが、両雄がより高いレベルで刺激し合っていることは間違いない。