セ2位の巨人が2日のDeNA戦(京セラ)で延長10回の末、自慢の救援陣が粘り切れずに1―2で競り負けた。

 先発予定だったチームの勝ち頭・井上が前日1日に感染症特例によって抹消となり、代役を務めた西舘は6回まで118球を投じて3安打無失点、10奪三振の快投。打線も6回に松本の適時打で貴重な先制点をもぎ取ったが、1―0の8回から登板したセットアッパー・田中瑛が代打・筒香に痛恨の同点打を浴び、延長10回には6番手・赤星が代打・宮下に決勝打を許した。

不動心を貫く橋上監督代行
不動心を貫く橋上監督代行

 それでも橋上秀樹監督代行(60)は誤算に終わった田中瑛について「(田中)瑛斗が打たれたら仕方ないというふうにある程度思っていますので。ここまで100試合以上、しっかりやってきてくれた選手ですから、信頼しています」と肩を持ち、平静を保った。

 残り22試合となり、首位・阪神とは4・5ゲーム差。逆転優勝には厳しい状況が続く。山崎、大勢と先発、救援陣の要となる投手が長期離脱している上、ここにきて打線も直近5試合で1試合平均1・6得点と急ブレーキがかかっている。なかなか上昇気流に乗れない指揮官の心中も荒れ気味…かというと、度重なるアクシデントにも動じていないという。

 チーム関係者は「当然、頭の中では悩みが尽きない状態だと思う」と察しながら「我々の前では弱音やため息を一切しない。井上が先発を緊急回避することになっても動じずに『どうするか』と気丈に振る舞っていた。トップがドッシリと構えてくれているのはせめてもの救いだと思う」と信頼を寄せていた。

 冷え切った打線の改造にも「いろいろなものを探りながら、より効果的なものを、というふうには思います」と落ち着き払っていた橋上監督代行。〝不動心〟を貫く指揮官を胴上げするためにもナインの奮起が待たれる。