ドジャースの大谷翔平投手(32)とカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)のMVP争いはPCAでほぼ決まりの状態だ。そんな中、ニューヨーク・ポスト紙のベテラン記者ジョエル・シャーマン氏が一石を投じた。

 MLBNow公式X(旧ツイッター)は31日(日本時間1日)にシャーマン記者と元メジャーリーガーのアレックス・アビラ氏、元メッツGMのスティーブ・フィリップス氏がナMVPレースについて議論する動画を「まるでジュラ紀の出来事みたいに振る舞っているけれどこの男は今年14試合に先発したんだよ!」とのキャプションを付けて公開した。

 PCAが8月に14本塁打放ち、30日(同31日)のレッズ戦で3本塁打6打点、31日の同戦では2本塁打を記録したことで、米メディアは一斉にMVP争いはほぼ決着したと報道している。

 しかし、シャーマン氏は大谷が14試合に先発して、8勝2敗、防御率1・79という成績を残していることを挙げて反論した。「ご存じの通り、私たちは最近の出来事に偏り過ぎているんです。今日起こったことを何よりも重視しています。私は今でも大谷に十分な実績があると思っている」と語るとこう続けた。

「世間は大谷翔平が5度目のMVPを獲得することを望んでいない、4年連続のMVP獲得を望んでいないような気がします。PCAは素晴らしい選手で素晴らしい実績がある。しかし、私たちは大谷の今年の14試合の先発登板を、昨年の14試合の先発登板と全く異なるものとして扱っている。それは試合のタイミングが違うからだ」

 たしかに4月から6月上旬までマウンドで無双していた姿は忘れられている。シャーマン氏は大谷の14試合の先発登板が「シーズン終盤だったらナ・リーグMVPを巡る議論は全く違うもになっていただろう」と付け加えた。

 シャーマン氏の主張も一理あるがPCA最有力の事実が動くことはない。投手復帰が白紙に戻った今、大谷にできることはアーチ量産だ。