不動のレギュラーにも、ついに「聖域撤廃」の波が押し寄せた。米メディア「アルバット」1日(日本時間2日)、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(33)が先発固定から外れ、相手投手に応じて起用されるプラトーン制へ移行する可能性を報じた。

 ロバーツ監督は9月のロースター拡大を念頭に左打者の昇格を検討していることを明言。ヘルナンデスは今季101試合で打率2割4分9厘、12本塁打、46打点、OPS0・707。右投手に対しては打率2割3分9厘、OPS0・668と苦しみ、打順を8番まで下げられるなど、これまでの〝不動〟ぶりは揺らいでいる。

 そこへ忍び寄るのが「左の刺客」だ。同メディアは3Aオクラホマシティで打率2割9分5厘、27本塁打、96打点、OPS0・965をマークするジェームズ・ティブス3世外野手(23)、今季メジャー23試合で打率2割1分8厘、3本塁打、12打点のライアン・ウォード外野手(28)、さらにはキム・ヘソン内野手(27)を候補に列挙。中でもティブス3世は一発と出塁力を兼備し、停滞する打線への起爆剤として期待が高まっている。

 ドジャースは8月31日(同1日)時点で82勝55敗でナ・リーグ西地区首位に立つ一方、その8月は13勝14敗。7月1日以降の得点はナ・リーグ最少と、3連覇を狙う王者らしからぬ打線の停滞が続く。

 ただ、1日のロースター拡大で昇格すると報じられた野手はアレックス・フリーランドで、3人の即時昇格は見送られる形となった。それでもロバーツ監督がプラトーン構想を口にした意味は重い。10月に必要なのは過去の看板ではなく「今、打てるか」。ヘルナンデスの定位置は、もはや指定席ではない。