阪神は30日の巨人戦(甲子園)に3―1で快勝。宿敵に3タテを食らわせて4・5ゲーム差に突き放し、優勝マジックを「21」に減らした。
打線は3回に近本の中ゴロで先制に成功すると、なおも一死二、三塁から中野の2点適時打でリードを3点に広げた。投げては先発・才木が6回5安打無失点の粘投で今季8勝目。さらにNPB記録に並ぶ巨人戦11連勝となった。藤川監督も「本当にみんなよく頑張ってくれた。いい1週間になった」とナインをたたえた。
一方、31本塁打でキングに君臨する森下翔太外野手(26)は前日29日に受けた死球の影響もあってスタメンを外れた。アクシデントに見舞われたのは3点リードの7回の打席で、赤星が投じたシュートが左手首付近を直撃。球場内は物々しい雰囲気となったが「左前腕部の打撲」と診断され、長期離脱につながる最悪の事態は免れた。
この日は試合前の練習を室内練習場で別メニューでこなし、患部には黒いテーピングが巻かれていた。9回の守備から途中出場し、チームの3連勝には「よかったです」と話した。
森下は本塁打だけでなく打率、打点でもリーグトップクラス。強打者だけに内角を厳しく突かれることも多く、今季は12球団ダントツの16死球を受けている。2024年には平内(巨人)の内角攻めに一触即発のムードを漂わせ、昨年の交流戦ではジャクソン(ロッテ)から死球を受けて感情をあらわにすることもあった。
ところが、これまでとは異なり、打撃と同様に内面も進化しているようだ。森下は「僕はいつでも冷静ですよ。(死球が)当たったからって何も気持ちが変わったりはしないです」とキッパリと打ち明けていた。今では死球を引きずらず、感情をコントロールしながら次のプレーへ向かう術を身につけているようだ。
優勝争いが佳境を迎える中、虎の主砲は平常心を崩さずチームを頂点に導く。












