名古屋が一気にヒートアップしてきた。中日は26日の阪神戦(バンテリン)に4―0で勝ち、今季2度目の5連勝。3位・DeNAとのゲーム差を1・5に縮め、Aクラスを射程圏に捉えた。
福永、サノーの一発攻勢で突き放せば、先発の涌井秀章投手(40)は6回5安打無失点の好投で今季4勝目を手にし、横浜高校の先輩・松坂大輔氏に並ぶプロ通算170勝を記録。14年ぶりのCS進出が見えてきたことでファンのボルテージも上がってきた中、井上一樹監督(55)は「ちょっと高ぶるものを皆さんお持ちかもしれませんが、こちらは冷静にコツコツいくだけ」と語った。
昇竜モードに突入したとはいえ、14年ぶりCS出場に向けて不安材料もある。一つは残り26試合のうち、ホームゲームが7試合しかないことだ。中日はここまでホームゲームで35勝29敗(勝率5割4分7厘)と勝ち越しながら、ビジターでは16勝36敗1分け(勝率3割0分8厘)と〝からっきし〟なだけに球団内からも「遠征で勝たないと」という声が出ている。敵地でどれだけ勝ち星を拾っていけるかがAクラス浮上の鍵となりそうだ。
今季は連勝の後に連敗するケースが多いのも心配なところ。4月24日のヤクルト戦(バンテリン)から4連勝しながら、4月29日のDeNA戦(バンテリン)で敗れるとそこから3連敗。5月26日の楽天戦(バンテリン)から4連勝した後も、5月30日のオリックス戦(京セラ)から5連敗を喫し、7月2日の阪神戦(甲子園)から3連勝した時も7月5日の巨人戦(バンテリン)から3連敗と連勝の勢いを生かせないでいる。
中日は昨年も8月30日に3位・DeNAに0・5ゲーム差まで肉薄した。だが8月31日のDeNA戦(横浜)で藤浪晋太郎投手が先発すると死球を恐れて細川、石伊ら右の主力打者を温存し零封負け。ここから9勝16敗と一気に黒星モードに突入しただけに、今季こそ勝負どころでの用兵、采配の失敗は許されない。
チーム内で最多のCS出場経験を持つ涌井は「まだ阪神が優勝を決めてるわけではないので、3位を目指すというよりも優勝決まるまではずっと勝てばわからないと思う。まだ5位なので。勝つだけだと思います」と一戦必勝の構え。残り約1か月の戦いで竜ナインは悲願のCS出場をつかみ取れるか。












