何かとお騒がせなヤンキースのジャズ・チザム内野手(28)に今度は〝舌禍騒動〟だ。

 今季のチザムは23日(日本時間24日)まで121試合に出場して打率2割2分と低調で18本塁打、51打点、OPS0・695の成績。チームはア・リーグ東地区の2位で首位のレイズを3ゲーム差で追いかける立場にある。この日行われた本拠地でのブルージェイズ戦では2ランを含む2安打で勝利に貢献したが、試合後に語った言葉がひんしゅくを買ってしまった。

 チザムは「僕が打ったボールの多くは、そのポジションで120年間も守り続けている選手に向かって飛んでしまった。これが野球ってもんだ」と発言。つまり、技術の問題ではなく打った先に高い頻度で相手の野手がいたためアウトになる確率も高くなってしまったというわけだ。奔放な言動もチザムの魅力の一つ。凡退しても引きずらずに割り切れているともいえるが、そうとばかりは捉えられなかった。

 米メディア「BOLAVIP」は「不振のシーズンを軽視した」と指摘。さらに「クラッチ・ポインツ」は「ヤンキースファンは彼にもっと活躍を期待している。しかし、この28歳の二塁手は自身の不振の大部分が『不運』のせいだと言い訳している。打球が守備陣の正面に向かって飛んでしまいがちだと考えているのだ」とバッサリ…。追及の手は緩められず、本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合を示す「BABIP」が、チザムの打率を上回る「2割8分4厘」となっていることを引き合いに「不振のすべてが打球運の悪さによるものとは言い難い」と斬り捨てた。

 チームは休養日を挟み、本拠地で25日(同26日)から30日(同31日)までの6日間でダブルヘッダーを含む過酷な7連戦に臨む。運も味方につけて首位浮上を狙いたいところだが――。