東京女子プロレスでインターナショナル・プリンセス王者の鈴芽(27)が、悲願達成の胸中を明かした。

 シングルトーナメント「第13回東京プリンセスカップ」決勝戦(23日、後楽園)では辰巳リカと激突。ドラゴン殺法に苦しめられたが、執念のスプリング・リング・ア・ベルで辰巳を沈め、優勝を果たした。

辰巳リカ(左)をドロップキックで攻める鈴芽
辰巳リカ(左)をドロップキックで攻める鈴芽

 取材に応じた鈴芽は、勝因を「この1年、インターナショナルのベルトを巻いて、タイトルマッチや海外での試合を経験して、心臓がめちゃめちゃ強くなった」と分析。ベルトとともに成長を実感していたという。

 また、試合後のマイクでは「夢は何歳から見たっていいし、何個持ったっていいって、東京女子が教えてくれました」と涙を浮かべながら語った。自身の幼少期を「習い事もたくさんして『バレーボール選手になりたい!』とかはあった。けど、どうせできないって諦めちゃって…」と振り返る。高校時代に進路を決める段階でも、上京の夢を伝えられず、地元の工場に就職した。

 しかし、東京女子に出会ったことで一変したという。「(退職を伝えた時も)快く送り出してくれて、いい会社でした。今日の私を見たら『ビッグになったな』って思うかな」と思いをはせた。

POP王者・荒井優希(左)と火花を散らす鈴芽
POP王者・荒井優希(左)と火花を散らす鈴芽

 トーナメントを制覇した鈴芽は、次の目標も見据えている。10月3日大田区大会では、荒井優希が持つプリンセス・オブ・プリンセス王座への挑戦が決定した。「荒井は心が強いヤツですけど、私もその強さに張り合えるところまで来てる」と胸を張った。夏を制したスズメバチの勢いは、まだまだ続きそうだ。