阪神は23日のDeNA戦(横浜)に5―3で勝利。雨天中止を挟んで2連勝とし、2位・巨人とのゲーム差を「3・5」に広げた。優勝マジックは最短25日の中日戦で点灯する。
打線をけん引したのは森下翔太外野手(26)だった。5打数4安打3打点の大暴れ。初回二死からハマ先発・石田裕の128キロのシンカーを完璧にとらえると、打球は左翼席へ一直線。確信の一発に豪快なバットフリップを披露し、笑顔でダイヤモンドを一周した。
再び単独で本塁打王争いのトップに躍り出る先制の31号ソロ。「まだまだ満足してないですけど、後ろにとんでもない人(佐藤)がいるので、逃げ切れるように頑張りたいです」と力を込めた。
勢いは止まらなかった。3回にも一死から三塁・宮崎のグラブを弾く強襲安打で出塁すると、続く佐藤が右翼への二塁打でつないで二、三塁。大山の二ゴロの間に森下が生還し、追加点を奪った。
3―3の同点で迎えた9回には、試合を決める一打を放った。二死一、三塁から右翼へ勝ち越しの2点適時打。一塁ベース上では雄たけびを上げ、感情を爆発させた。「投手も野手も一丸となって必死につないでくれたんで、なんとしても1本出すという気持ちで行きました」と笑顔を見せた。
森下の一打を呼び込んだのは投手陣の踏ん張りだった。13勝目を狙った先発・高橋は勝ち星こそつかめなかったが、5回6安打1失点の粘投。4回には打者走者と交錯するアクシデントにも見舞われたが、5回も続投して先発としての役割を果たした。
1点リードの8回には湯浅が二死一、三塁のピンチを背負って降板し、後を受けた岩崎が度会に同点打を許したものの、続く牧を打ち取って逆転は阻止。藤川球児監督(46)は「少しコンディションが整わなかったのが出ましたけど、それも含めてね、きっちりと皆でタッグを組んで。同点までであればブルペンの勝負になりますので」と振り返り、岩崎についても「ああいうリリーフは大きいですね」とうなずいた。
5―3となった9回は工藤泰成投手(24)が登板。最速161キロの直球を武器に筒香、エンカーナシオンを連続三振に斬ると、最後は宮崎を二ゴロに仕留め、3人で試合を締めた。指揮官は「練習の時から結束力は非常に高く、チームとしてできてますから。みんながいい働きをしてくれました」とナインを称賛。
高い結束力で2カード連続の勝ち越しを決めた藤川阪神が、Vロードを力強く突き進む。












