悔しさ倍増だ。メッツの千賀滉大投手(33)が新たな境地で輝きを取り戻し、一躍ヒーローと化している。
今季の千賀は先発でスタートしたが、腰のケガから復帰した後まで計7試合で0勝6敗、防御率10・08と不本意な成績に終わった。しかし、6月下旬からブルペンに配置転換され、短いイニングでの全力投球となると成績も徐々に安定。一時は米メディアから〝解雇報道〟も相次いだが、今では守護神となって20日(日本時間21日)まで4試合連続でセーブも記録している。
ただ、多くのスター選手を擁するチームはシーズン序盤から歴史的な低迷を続け、58勝70敗で地区の単独最下位。ワイルドカード争いでも10位に沈み、10月のポストシーズンに向けた希望を見いだせない状況にある。そうした中で球団専門メディア「ライジング・アップル」が「手遅れになる前にメッツを救えたかもしれない3つの決断」と題し、真っ先に千賀の起用法の変更を挙げた。
千賀と入れ替わるように救援から先発に回ったマナイアを引き合いに「マナイアは先発ローテで再起を果たし、千賀はファンに愛されるクローザーとなった。結局のところ、千賀をブルペンに配置し、マナイアは先発として球速を取り戻させることが最初から正解だったのかもしれない。もっと早く役割が逆転し、千賀が1イニングごとのリリーフに回され、マナイアが先発を務めていたら、どうなっていたかは誰にも分からない」と地団駄を踏んだ。
また、現在のチームを「信じられないほど落ち着いてプレーしている」と分析し「千賀に関しては5月と6月前半を故障で欠場していたため、十分な貢献をできなかったかもしれない。彼が負傷者リストから復帰した頃にメッツのシーズンはすでに終わっていた」。今さらチームとしての形が見えてきたことでかえって悔しさが募っているようだ。
なお、同メディアは千賀の復活時期のほかにもメンドーサ監督の解任時期などもメッツの〝失策〟に挙げている。












