西武は16日のロッテ戦(ベルーナドーム)に7―1で勝利、2カード連続の勝ち越しを決めた。戦前まで5戦3敗、対戦防御率0・92と苦手にしていたロッテ先発の新人左腕・毛利海大投手(22)を6度目の対戦でついに粉砕した。

 初回、4番・カナリオが「完璧なスイングをすることができた」と直球を、中堅バックスクリーンに10号先制2ランを叩き込むと、2回には下位打線の連打で作った二死一、三塁の好機で1番・西川が右翼線に2点適時打。天敵左腕から2回までに4点を奪い、わずか45球でKOした。

 5回には前日15日に43歳になったプロ25年目・中村が「打てて良かったです」と、今季初打点となる右中間二塁打を放ち、5―0と一方的な展開に持ち込んだ。

 投げては先発・武内がロッテ打線を7回途中まで散発3安打無失点に封じる好投を披露すれば、打線は、終盤8回にも2点を追加し、11安打7得点。試合後、ついに天敵を退治した攻撃陣の奮起に西口文也監督(53)も「ずっとやられていたのでね。(今カードを)勝ち越すためには、毛利君を打つしかないということだったので。きょうはみんなよく対応してくれた」と安堵の表情だ。

 試合前にはここまで99試合出場、打でのチームトップの2割8分4厘を残していた二遊間の守備の要・滝沢夏央(23)が右内腹斜筋の肉離れで登録抹消されるなど、主力を欠いたなかで迎えた一戦。攻撃陣が序盤から効果的に得点を重ねた展開に指揮官は「本人は『できる』と言っていたんですけどね。悪化させてはいけないので。ここは本人にも我慢してもらって」と、改めてチーム一丸で残り試合を戦う決意を新たにしていた。