下克上の鍵はディフェンス面か。すでにCS進出が確定している日本ハムは1日にロッテとの今季最終戦(ZOZOマリン)に臨む。

 9月30日に行われた投手練習を視察した新庄剛志監督(54)は、あと1本で球団のシーズン最多本塁打記録「178本塁打(2004年)」に並ぶことについて「よく打ってくれたなって思いますよ。だって(リーグで)ダントツでしょ」と一定の評価をしつつも「そこは今年狙ってなかったですから」とバッサリ。この日終了時で次点のソフトバンク(156本塁打)に21本差をつけ、9月28日の同戦で今季のチーム通算177号を放った郡司も「(記録更新まで)あと10本ぐらいの時にみんなで『(178本を)超えよう』っていう話はしたので。あと1試合で誰かが打ってほしいです」と息巻いていたが、指揮官は意に介さなかった。

 というのも、球団記録よりも気がかりな点があるからだ。新庄監督は「ホームランをもっと減らしていいから、エラーをもうちょっと少なくしてほしかったね。いい具合にバランスをとってほしかった。両方(本塁打数と失策数)で(両リーグ)トップだから」と笑った。

 自ら指摘したように、チームの失策数は「87」で12球団ワーストの成績。リーグ優勝を絶対的な目標に掲げながらリーグ3位に甘んじる最大の要因となっている。どれだけ派手に勝利を飾っても、守備のほころびがブレーキをかけたことは否めない。

 シーズンの最終順位は決まっていないが、短期決戦では一つのミスが命取りとなることもある。下克上からの日本一を描くからこそ、打の球団記録にはあまり関心を示さなかったのだろう。まずはしっかりと守りを固め、再び頂点を目指す。