〝但馬牛パワー〟も連覇へ突き進む猛虎軍を支えていた。阪神は30日のヤクルト戦(甲子園)に5―0で零封勝利。優勝マジックを「3」に減らし、悲願のV2がいよいよ現実味を帯びてきた。
先発の高橋が8回4安打無失点で今季16勝目(3敗)。打っては2回に大山の2試合連発となる19号先制ソロが飛び出すと、3―0の8回には佐藤がリーグトップ独走の38号2ランを放った。
投打がガッチリとかみ合った白星に、藤川監督も「3日間ゲームが空いたけど打者もよく振れていたし、挑戦的にやってくれた」と笑み。続けて「1戦1戦ゲームを勝ちに行くということしか考えていません。頭を冷静に心を熱く向かっていきたい」と次戦以降へ闘志を燃やした。
優勝が目前に迫る猛虎軍だが、ここまで決して順風満帆だったわけではない。9月には泥沼の7連敗を喫するなど苦しい時期もあった。そんな中、坂本誠志郎捕手(32)がナインのために地元・兵庫が誇るブランド牛「但馬牛」を豪快に差し入れていた。
「但馬牛というブランドなんで。味もおいしくて、僕が食べたくて。1人で食べるのが寂しいから、みんなにも一緒に食べてもらうっていう感じです。地元のいいものを食べて頑張ろうという、僕のわがままに付き合ってもらいました」
チームを引っ張るキャプテンの粋な計らい。チームメートからも「ランプとかの赤身をめっちゃいっぱい差し入れてくださってありがたかったです」「めっちゃおいしいし、うれしかったです」と感謝の声が上がった。
かなりの量を用意したというが、食欲旺盛な猛虎ナインの胃袋に次々と消えていった。背番号12は「やっぱりみんな食べるのが早かったので。次はもうちょっと多くしないといけないなと思います」と笑った。
苦しい時期だからこそ、チームメートと囲んだ地元の味。坂本の〝豪快差し入れ〟も、悲願の連覇を目指す猛虎軍の活力となったようだ。













