中日は30日、ブライト健太外野手(27)、辻本倫太郎内野手(25)と来季の契約を結ばないことを発表した。辻本は2023年ドラフト3位で仙台大から中日入り。今季は開幕一軍入りを果たしたものの、15試合の出場(打率1割7分6厘、0本塁打、0打点)に終わった。

 前日(29日)には同じ23年ドラフト2位の津田啓史内野手(23)、5位・土生翔太投手(25)、育成3位・尾田剛樹外野手(26)、育成4位・川上理偉内野手(25)も戦力外通告を受けている。昨オフに退団した2選手と、7月に宮内春輝とのトレードで日本ハムに移籍した日渡騰輝捕手(22)を含めると、23年ドラフト組はわずか3年で10人中8人がチームを去ることになる。

2023年12月の中日新入団選手発表(前列左から草加勝、津田啓史。中列左から土生翔太、辻本倫太郎、福田幸之介、加藤竜馬、後列左から尾田剛樹、日渡騰輝、菊田翔友、川上理偉)
2023年12月の中日新入団選手発表(前列左から草加勝、津田啓史。中列左から土生翔太、辻本倫太郎、福田幸之介、加藤竜馬、後列左から尾田剛樹、日渡騰輝、菊田翔友、川上理偉)

 このままでは23年ドラフトがドラゴンズの「黒歴史」となりかねないだけに「残る2人(ドラフト1位・草加勝投手=24、同4位・福田幸之介投手=21)には頑張ってほしい」と球団内からは〝頑張れコール〟が起きている。特に期待が大きいのが、プロ1年目に受けたトミー・ジョン手術から復活し、今季は中継ぎとして23試合に登板(0勝1敗1ホールド、防御率2・31)している草加。「変化球でストライクが取れるし、ここからさらに出力が上がってくれば(来年以降)先発としても十分にやっていけるはず」とチーム内の評価も上昇中だ。

 入団以来、草加を見ている球団関係者の1人は「創志学園高校時代は西純矢(阪神)の控えだったけど、そこからはい上がってプロ入りしたように強いハートを持っている選手。トミー・ジョン手術後、順調にきているし、(来季は)ローテーション入りを狙ってほしい」とゲキを飛ばす。大野、柳、高橋宏、金丸とドラ1投手がひしめく先発陣に、23年ドラ1の草加が割って入れるか。注目だ。